申請書の前半とは異なり、後半部分は自由記述の部分が多くなっています。
それでは、以下ドローン飛行許可申請書(様式1)後半部分の記載方法の解説です。
もくじ
無人航空機(ドローン)の製造者、名称、重量その他の無人航空機を特定するために必要な事項
飛行させる無人航空機(ドローン)の特定のために
- ① 無人航空機の製造者名、名称、重量、最大離陸重量(設定されている場合のみ)
- ② 操縦装置の製造者名・名称
- ③ 機体を識別することが可能な製造番号
- ④ 無人航空機(ドローン)及び操縦装置の仕様がわかる設計図または写真
以上の4項目を記載しなければなりません。
通常であれば、別添として資料を添付するのが一般的でしょう。
資料の一部を省略できる無人航空機(ドローン)
DJI社製のドローン等、一部のドローンの場合は【④無人航空機(ドローン)及び操縦装置の仕様がわかる設計図または写真】を省略することができます。
ドローンを産業用途で使用する場合は、繰り返しドローン飛行許可や承認申請を行うことになるでしょうから、申請コスト削減のために、該当するドローンを使用するのがよいでしょう。
無人航空機(ドローン)の機能及び性能に関する事項
基本基準への適合性
ドローン飛行許可申請の際に、「無人航空機の機能・性能に関する基準適合確認書」というものが必要になるのですが、そこに記載した確認状況を記載します。
追加基準への適合性
「許可等が必要な内容に応じた追加基準への適合性を示した資料」による確認状況を記載します。
追加基準とは、例えば人口密集地を飛行する場合に、ブレードにプロペラガードを装備するようなケースを指します。
その他、無人航空機の運用限界及びを飛行させる方法記載した資料添付を行います。
無人航空機(ドローン)の飛行経歴並びに無人航空機を飛行させるために必要な知識及び能力に関する事項
この欄には、以下の情報を記載する必要があります。
無人航空機(ドローン)を飛行させようとする者の一覧(複数の者が飛行させる場合)
当欄に記入してもよいですし、別添で資料を作成しても可です。
基本基準への適合性
「無人航空機を飛行させる者に関する飛行経歴・知識・能力確認書」による確認状況を記載します。
追加基準への適合性
「許可等が必要な内容に応じた追加基準への適合性を示した資料」による確認状況を記載します。
操縦者の実績
過去の飛行実績・訓練等を記載した資料を添付します。
無人航空機(ドローン)を飛行させる際の安全を確保すために必要な体制に関する事項
こちらは「別添資料00 飛行マニュアルのとおり」と記載しましょう。
飛行マニュアルについては別ページで解説いたします。
その他参考となる事項
保険加入の有無を記載。
下欄には
ドローン許可・承認申請が2回目以降の場合は、直近の許可等の年月日・番号を記載。
進入表面等の上空の空域又は地上から150m以上の高さ空域における飛行申請の場合は、空港設置管理者・空域を管轄する関係機関との調整結果を記載します。
備考
備考欄には
- 事故発生時の緊急連絡先
- 空港事務所への申請書提出時期・受理状況を記載します。