↓皆さんが連想されるドローンはこれですよね↓
ドローンと聞くと、皆さんプロペラが4つぐらい付いたヘリコプターみたいなやつですよね?とおっしゃいます。
そもそもドローンというのはもともと「無人航空機」を指す言葉で、上の写真のような機体は「マルチコプター」といいます。
またその他に「UAV」(Unmanned Aerial Vechcle)という呼称が使われる場合もあります。
それでは、ドローン(マルチコプター)とラジコンヘリに違いを見ていきましょう。
ドローンとラジコンヘリの違いとは?
ドローンとラジコンヘリは一体何が違うのか?と思われる方も多いでしょう、定義の取り方によっても変わる部分もありますが、ここでは2つのパターンを見ていきましょう。
航空法でみる、ドローンとラジコンの違い
結論から申しますと航空法というくくりで考えた場合、「どちらも同じ」です。
航空法を見てみましょう。
航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船その他政令で定める機器であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦(プログラムにより自動的に操縦を行うことをいう。)により飛行させることができるもの(その重量その他の事由を勘案してその飛行により航空機の航行の安全並びに地上及び水上の人及び物件の安全が損なわれるおそれがないものとして国土交通省令で定めるもの(重量200g未満)を除く。)をいう。
以上のように、回転翼機であろうと、飛行機であろうと、
「人が乗れない」+「遠隔操作or自動操縦」+「重量200g以上」の3つの要素がそろえば、それは無人航空機です。
ドローン・ラジコンヘリの別はなく、無人航空機の飛行禁止空域や禁止された飛行方法で飛行する場合は許可申請・承認申請の対象となります。
機能面でみる、ドローンとラジコンヘリの違い
次は機能面で見てみましょう。
ドローンもラジコンヘリもプロペラを回転させて飛ぶわけですし、似たようなものなのでは?と思われるかもしれませんが、決定的に違うのが、「自動操縦」です。
ラジコンヘリは基本的には自動操縦不可ですが、ドローンの場合は自動操縦が可能なモデルがあります。
DJI社製のファントムシリーズは高性能な各種センサーやアプリケーションにより、高精度な自動操縦を可能にしています。
目視外飛行の際にはその威力を発揮するでしょう。(目視外飛行にはドローン承認申請が必要です)
ラジコンヘリの方が趣味利用(飛ばすこと)、ドローンが産業利用に適しているように個人的には思います。